想像してほしい。
あなたが宝くじか何かに大当たりして、
無人島が手に入ったとする。
しかも、その無人島の中には、
この世の贅沢がつまっている。
おいしい食べ物や飲み物がたくさんあり、
海岸には金銀宝石がゴロゴロ転がっている。
一生遊んで暮らせるだけのものがそろっている。
しかし、一つだけ条件がある。
その無人島から一生出ることができず、
1人ぼっちだったとしよう。
あなたは幸せだろうか?
おそらく1カ月もすれば飽きるだろう。
浜辺に落ちている金でさえ、
あなた1人しかいなかったら、
単なる石ころになってしまう。
では、それに対して、
無人島にあなたの好きな人を10人連れて行ってよいとしよう。
おそらく、みんなで幸せに過ごせるのではないか。
浜辺に落ちている金を集めて、
みんなで「きれいだね」って言い合えば、
金は金としての価値を持つ。
さて、何が言いたいか。
人は、人との関わりの中でしか、
幸せを見出すことはできないのだ。
だから、
「自分だけ幸せになればいい」
という考え方では、
大きな幸せを手にすることは絶対にできない。
「人を幸せして、自分も幸せ」
という考え方になったとき、
人は幸せになれるのだ。
これは勉強にも当てはまる。
よく、
「自分のために勉強をしよう」
と考えている人がいるが、
「人のために勉強をしよう」
と考える方がいいと、
私は個人的に思っている。
まぁ、正確には、
「人のためにも自分のためにも勉強しよう」
がいいと思うけどね。
宮崎塾の生徒たちには、
今も、将来も、
多くの人のためになってもらえたらいいな、
と思っている。