生徒たちは
学校の定期試験が4日間あり、
そのまま
ぶっつづけで記述模試があった。
何人かの生徒に結果を聞いたり、
高2の生徒たちには
授業で点数を書いてもらったりした。
まぁ、まだ学校の定期試験は
全部のテストが返ってきたわけではないので、
いつものように塾内平均を出すのは
もう少し先になりそう。
今日、
高2の授業で話したことなんだけど、
点数よりも大切なことがあると
私は思う。
いい点数を取った人もいたし、
そうでない人もいたけど、
点数よりも大切なことは、
どれだけ努力することができたか、だ。
胸に手を当てて
自分自身に聞いてみてほしい。
前回の定期試験から
今回の定期試験までの約2カ月間、
全力で努力することができただろうか。
もうあれ以上はできなかった、
そう思うことができただろうか。
もし、
全力で努力することができた、
そう思えたなら、
どのような点数であってもいいと
私は思う。
逆に、
まだ努力することができた、
そう思うなら
それは改善しないといけないよね。
なんでこんなことを言ったかというと、
勉強を将来へ繋げてほしいからだ。
勉強が大好きだという人は
そんなにいないと思う。
じゃあ、
そんなに好きではない勉強を、
全力で努力したとするよ。
努力は、
最初はすごくしんどい。
努力する習慣がないからね。
でも、
努力を続けていくうちに、
勉強のやり方がわかってきたり、
点数が上がってきたり、
解ける問題が増えてきたりして、
勉強が楽しくなってくる。
少なくとも、
努力する前よりは
楽しくなってくる。
すると、
最初は100の努力で10しかできなかったことが、
次第に100の努力で50できるようになり、
100の努力で100のことができるようになってくる。
習慣化されることによって、
どんどんしんどくなくなってくる。
楽しくないことであっても、
しんどいことであっても、
努力を続けることで、
楽しくなってきたり、
しんどくなくなってくるわけ。
そういう経験を
勉強を通して積んでほしいのだ。
みんな、
いつかは社会へ出る。
社会へ出たばかりのときは
右も左もわからくて、
誰だってしんどいことが多い。
そんなとき、
『勉強をあれだけ努力できたんだから大丈夫!』
『勉強もどんどん楽しくなったから大丈夫!』
そんな風に思えたなら、
どんなにしんどいことに直面したとしても、
前向きに乗り越えることができると思うのだ。
まさに私がそうだからね。
受験も、
サラリーマン生活も、
起業も、
経営も、
いろいろなことに努力してきた。
でも、
何に一番努力をしたかというと、
私は受験なのだ。
受験勉強がピークのときは、
1日20時間やっていたからね。
あんなに努力した経験は、
後にも先にも
受験しかない。
だから、
私が何か困難に直面したとき、
「あんなに努力できたんだから大丈夫!」
そんな風に思って、
どんなことでも乗り越えることができたし、
これからも乗り越えることができる。
せっかく勉強できる環境があるのだから、
そう思えるように努力していこうね。
点数も大事。
進学先も大事。
それはよくわかっている。
でも、
それ以上に
自分で自分を信じることができる努力を積んで、
卒業してほしいなと思う。
大丈夫、まだ時間はある。
高3はあと7か月。
高2はあと1年7カ月。
高1はあと2年7カ月。
自分の精一杯の努力を
重続していきましょう!